ねこ専務になった元捨て猫ダイゴロウさんと齋藤社長率いる「ソノリテ」のみなさま<後篇>

ねこ専務になった元捨て猫ダイゴロウさんと齋藤社長率いる「ソノリテ」のみなさま<後篇>
あくまでも「専務」
-フロアを自由に動き回るということは、毎日お掃除も大変じゃないですか?

「専務秘書」さん:そうですね、私の服も毛で…(笑)。

川上さん:このフロア以外に4Fにもオフィスがあるんですけど、そこにいる社員が専務に会いに来たときとか、服に毛が付いちゃうのでコロコロずっとかけてますね。

-(ここで紐めがけて、また姿を現すダイゴロウさん)
紐を見つめるダイゴロウさん

敵の動きを目で追い…

構えるダイゴロウさん

上体を低くして構え…

発進!

発進!

-あっ出てきた!本当にすきですね、この紐。

「専務秘書」さん:届いた段ボールを梱包していた紐です(笑)。
たまたますごい興味をそそられたみたいで。
これを足首に巻いてフロアを歩いてると、ずっとついてきます(笑)。

川上さん:でも「専務」なので、たまに扱いに困ることがあります…。
今朝も社長が専務と一緒にいる(ところに遭遇した)ので、やっぱり専務にもきちんと挨拶しておかないと、と…。

「専務秘書」さん:基本的に私たちより偉いので(笑)。

-たしかに難しいところですね(笑)。
仕事の邪魔をしてくるのに上司っていう…。
今はすごい静かですけど、普段はもっと活発なんですもんね?


川上さん:そうですね…、普段はこのフロアの真ん中に「でーん!」といたりしますね。
でもその代わりみなさんに笑顔を与えていらっしゃるので…。

-たしかに!!!生半可な専務にはなかなかできないことですからね、それは。
「専務秘書室」メンバー&ダイゴロウ専務(兼広報?)のチームパワー
ランラン

仲のよい社員の方に抱えられる専務。

-今や有名猫ちゃんの一匹でもあるダイゴロウさんを有名にした「専務秘書室」についてお聞きしたいんですけど、もちろんダイゴロウさんを保護するまでは、そのチームっていうのはなかったわけですよね?

「専務秘書」さん:そうですね、専務が来てから1年くらい経って、あの公式サイト(「専務ダイゴロウ」)をデザインチームと一緒に作ったんですけど、そしたら思いのほかアクセス数が伸びたので、「あ、いける!」「もっと売り出そう!」っていうことになって(笑)。

川上さん:ただ、会社なので数字も見ちゃいますけど、もちろんこの子(ダイゴロウさん)が幸せじゃなかったら…(やらないので)、辛い思いしないように…気をつけてます。

「専務秘書」さん:バランスをとって、専務でありながら広報の役割も担ってもらおうと思ってます(キリリ顔)。

-なるほど、早速充分担ってますね。

「専務秘書」さん:そうですね、2か月くらいでTwitterのフォロワーが1,300人…(増えました)。

-すごい!

人間ではなかなか難しい数字ですよね…。
人間が「お腹すいた」とか言ってもなにも反応なかったりしますけど、ねこが「お腹空いた」って言うと、もう50,60ふぁぼがついたりして…(笑)。
来社される方も増えて、この2週間だけで専務宛てのアポイントは3件もありますし…。

-すごいですね!
元々ねこ好きは多いですけど(私も含め)、最近は特にブームでもありますしね。


「専務秘書」さん:そうですね。
すぐそこにも神保町にねこ専門の本屋さんができて、いつか行かなければと思ってるんですけど。

-「神保町にゃんこ堂」さんですね!
私も近々行こうと思ってます。


「専務秘書」さん:ここから歩いて行けますよ。

にゃんこ堂

こちらが「神保町にゃんこ堂」さんの店内風景。
(出典元:Facebook 猫本専門 神保町にゃんこ堂)

リクオ店長

こちらは同店の店長、リクオくん。
(出典元:Facebook 猫本専門 神保町にゃんこ堂)

-あ、そんなに近いんですね。帰りに寄って行こうかな…(※そして帰るころには忘れた管理人)。
本といえば、写真集を出す予定とかは?


「専務秘書」さん:こないだねこ専門の写真家さん、前田悟志さんが来てくださって、その方が「会社にいるねこ」という特集を企画してくださっていて、もしそれが実現するようなら…書籍デビュー(するかもしれません)!

-それは楽しみです!ぜひ実現されることを祈っています! (こちらはそのネコグラファーの前田悟志さん撮影の一枚なんだとか。美猫っぷりが存分に出ています)
飼い主でもある齋藤社長とダイゴロウくんの関係
カメラ目線

カメラ目線撮影に成功!
だっこしてくださった「専務秘書」さん、カメラの後ろで専務お気に入りの紐を動かして目線調整してくださった川上さんありがとうございました!

みなさんのご協力あって、なんとかダイゴロウさんの撮影を済ませたところで、齋藤社長にもお話を伺いました。
ちなみに社長ご登場のタイミングで、ダイゴロウさんが何度も繰り返しかわいい声でにゃーにゃー鳴き始めました。
急に見知らぬ奴が会社に現れた緊張疲れから解放されたというのもおおいにあると思いますが、飼い主さんに甘えるような鳴き声にほのぼのです。


-普段ダイゴロウさんは齋藤社長に甘えますか?

齋藤社長:いや、甘えないですね…。
もう見るもの見るもの(壊すし)、走りまわるし、段ボールは崩すし…って感じですね。

-やっぱりやんちゃなんですね。
今日はおとなしいので…。やっぱり緊張ですね。


「専務秘書」さん:そうですね…。結構新しい社員が同時に何人も入ってきたときとか、模様替え直後とかも様子見ちゃうところあるので…。

-家に懐くって言いますしね、ねこって。

齋藤社長:そうそう、(模様替え直後は)「勝手にそんなことやってんじゃないよ」みたいな目で見てくるし。
あと最近はあそこ(パーテーションの上)が気に入ってるね。
後ろが物置みたいになってて、棚なんですけど、あそこ上るとこっちが見えるんですよね。
だからお客さんが来てると、あそこから見るのが好きみたいで。

(サービス精神が旺盛な専務。ご来社の方にとってはうれしい限りですね!)

-それはお客さんも癒されますね。

齋藤社長:ちょっとびっくりするかもしれない。
「なんか動いた!」みたいな(笑)。

「ソノリテ」という会社のユニークな環境
-会社の雰囲気については、先ほど少しみなさまにお伺いしたのですが、昨日の節分といい、面白いイベントをたくさん開催されていますよね。 (節分のときの様子を再びTwitterから抜粋)

齋藤社長:ああ、昨日の(笑)。
鬼の格好したら俺がなんか自分の母ちゃんそっくりになっちゃって(笑)びっくりした。
なんかおばちゃんパーマみたいになっちゃって。

-(笑)思わぬところで遺伝子を感じますね。

齋藤社長:そうですね、「母ちゃん!」と思いましたね。

-ああいった企画は毎回、社員の方が考えるんですか?

齋藤社長:そうですね、社員も考えますし、僕もやりたがりなので…、節分は俺かな?俺が言ったような気がするな…うん、そんな感じですね。
ハロウィンなんかは社員みんなで考えて…って感じでしたね。
僕もメイド服着ました(笑)。

-(笑)楽しそうないい雰囲気が伝わってきます。
採用プロセスも変わっていますよね?


齋藤社長:そうですね…。あんまり堅苦しくやりたくないってだけなんですけど。
なんかおかしいじゃないですか、1次(面談)、2次(面談)とか決まってるのって。
そういうのはちょっと…、できれば面白いことしたいなって(笑)。

-なるほど、でも他社と違う採用プロセスだと、仕事上のその方の実績など、入社されるまで見えないものもあったりしませんか?

齋藤社長:あ、そういうこともありますね。
ただまぁ理想としては、なんていうんですかね、今ある僕らの仕事に適している人に入ってほしいんじゃなくて、簡単にいえば気の合う人たちが集まって「さぁなにしようか」ってなる方が、考え方として好きなので、入ってきてくれてから、「一緒になにやろうね?」って風にしたいんですね。

でも仕事なので、やっぱり一旦は社会に出て働くってことは先輩に教わった上で、自分の実力を発揮するという順序があるべきだと思うので、その上で、自分が力を発揮できる会社にしたいっていうのは思っていますね。
難しいけどね(笑)。

-なるほど。
会社自体は新しい方が多いんですか?


齋藤社長:うーん、まぁそうですね。
ねこちゃんの企画とかは、できるだけ新しい人の意見を取り入れた方がいいかなーと思ってるので、僕はあんまり出ない方がいいかなと思ってるんです。
まぁ餌とかは買いますけども(笑)。

熱視線

齋藤社長のいらっしゃる方向に、ものほしそう?な熱視線を送るダイゴロウさん。

-ねこちゃん自身もまだこの会社に来てそんなに経ってないですもんね。

齋藤社長:うん、そうですね。
彼女(遠藤さん)が「会社で飼いましょうよ」みたいなのを言ってくれたんですけど、意外と強引で(笑)。

-あれ、強引な感じだったんですね(笑)。

齋藤社長:うん。「いいですか?」って聞いた時点でもう決まってるんだもん(笑)。
「飼うんですけど」くらいの感じにしか僕には聞こえなかった(笑)。

-そうだったんですね(笑)。
でも社員の方がそういうことを言えるっていう環境が素敵ですね。


齋藤社長:だといいんですけどね。
結構、僕らがやってるような企業向けのITの仕事ってストレスたまることもあったりするんですよね。
僕はそういうのとずっと対面してきたので、自分が社長になったら、ゆっるゆるにしてやろうと思ってた…ら、こんな感じになっちゃいました(笑)。

-いいと思います(笑)!
齋藤社長にとっての「29cute」ポイント
(※29cuteポイント…ねこ好きさんがそれぞれピンポイントに「これだけは譲れない!」と感じるねこちゃんの魅力のこと)
-毎日ダイゴロウくんと過ごしていて、29cuteポイントってなにかあったりしますか?


齋藤社長:あ、(ダイゴロウくんの)肉球かわいいよね、ピンクで。
白いねこはピンクの肉球多いですもんね。ちょっといいなぁと思いますね。

あと、「ダイゴロウ」って名前の由来は、頭が黒かったからなんですけど、あれはもうなくなっちゃったね(笑)?
そういうものみたいですね。
子どものころ黒くても大人になると消えちゃうよって衝撃の事実を後から知ったんですけど、「もうダイゴロウって名前つけちゃったよー」と思って。
あれはかわいいな、と思ってましたね。
でも肉球かわいいです。

「専務秘書」さん:あと鼻もピンクでかわいいですよね。

寝そう?

仲のよい社員の方にご協力いただいて専務の撮影中。
鼻も耳の中も肉球(ちょっと見にくいですが…)もピンク!
…でもダイゴロウさんのこの表情…寝そう…?

-たしかに肉球も鼻も綺麗なピンクですよね。
目もビー玉みたいに大きくて、絵に描いたような美形ねこちゃんです。


齋藤社長:あ、そうですか?
たしかに横から見ると「でけーな」と思うことありますね。

(ここでようやくダイゴロウさんが「専務秘書」さんのそばで落ち着いた表情に)
大体、(「専務秘書」さんの)隣にいるんだよね?
同じ小動物の匂いを感じて(笑)。

-たしかにちょっと小動物っぽいかもしれない…(笑)。

齋藤社長:あ、あと(ダイゴロウさんの)声かわいいかもしれない。

-たしかに!かわいいですね。
よく鳴きますか?


齋藤社長:うーん、調子乗るとって感じかもしれないですね。
なんかねこの鳴き声って、オスの方がかわいいかもしれないですね、高くて。
あとは、一頭飼いなので、わがままなところがありますね。

-たしかにこれだけの人数にかわいがられて育てられたら、ちょっとわがままになっちゃうかもしれないですね。

齋藤社長:そう、ダメですね(笑)。
一応、役職も専務なので、みんなも手を出せないんですよね(笑)。

寝ちゃう

「専務秘書」さんの腕の中で眠ってしまいそうです。
わがままというよりは、自由度が高い…。

「専務秘書」さん:そうですね…、こないだ服破かれました。

齋藤社長:えっ、本当に?
えーと、保護してもらったのが秋…

遠藤さん:9月ですね。

齋藤社長:9月か、そうするとまだまだ元気な年ですよね。
あとはもしかしたら、ちっちゃいころに指で遊んでたから噛み癖がついちゃったのかもしれない。
だからもう、全部僕のせいなんですけど…。

甘噛み

実は管理人も、ソファの上からべたべた触っていたら甘噛みされました。
頭上から触られるの怖いですよね、そりゃ。
とはいえほんとに優しい力だったのでなんともなかったのですが、びびって変な手つきになっていますね。
あとなぜかカメラマンもびびって写真がブレています(笑)。

-元々ご自宅でねこちゃんは飼われていたんですか?

齋藤社長:いえ、ほぼないですね。子どものころにちょっと飼ってたくらいで。

-そうなんですね、それで「引き取る」という決断をしたのは、本当にすごいことですよね。

齋藤社長:本当はもう1匹欲しいんですよ。
多頭飼いの方がいいんでしょうけどねぇ…、でももう(ここまで育ったから)関係ないのかな。
相性悪いねこと一緒だとずっと喧嘩してるっていいますしね。
ねこ同士の喧嘩は結構怖いですからね。

今回、株式会社ソノリテさんに訪ねてみて、なんとも社員みなさん仲が良く、でも決してなあなあの関係ではなく、一人ひとりが率先してその輪の中でアイデアを出し合うような、「アットホーム」とはまた違った印象を受けました。

それはまさしく、齋藤社長が掲げている理想の会社像が確固たるものであるからこそ。
そして、どんな会社であっても、積み重なるストレスや詰まっていくタスク、時間の中でともすればできてしまいかねないトゲのかけらを、より強い力で均してくれているのがダイゴロウ専務なのかな、と思いました。

かつて捨て猫だった子猫は、この会社で専務に就き、そして幸せを与えられ、福をもたらしています。
今日もまた、この会社にいるみなさんが素敵な日を過ごせますように。
-----今回お話を伺った人々-----
齋藤社長

出典元:Facebook 株式会社ソノリテ

株式会社ソノリテ代表取締役 齋藤和政さん。
別の名をカイザー齋藤氏。
社の代表でありながらプレイヤーとしても積極的に活動し、また、なにより気さくな話し方が魅力のダンディおじさま。
Twitter

だいごろう

出典元:Twitter 専務だいごろう

株式会社ソノリテ専務 齋藤ダイゴロウさん。
元捨て猫から会社の専務という華麗なる転身を果たしたしろねこさん。
緊張させっぱなしだったので、さらにストレスになったら…とあまり触れなかったことが管理人個人的な心残り。

遠藤香織さん。
捨て猫だったダイゴロウさんを保護し、会社に招いた真の勇者。

「専務秘書」さん。
Twitter @専務秘書の中の人。
かなり奥深い方なのですが、本名その他もろもろ非公開なので黙っておきます。
Twitter

川上瑛子さん。
前篇でご紹介したカレンダーやバッグ、Tシャツなど、さまざまなデザインを担当。
取材陣に気を使って、ソファの下に入り込んだダイゴロウさんをおもちゃでずっと呼び寄せてくれた優しい方。



インタビュー・一部写真:29cutecat管理人
写真協力:松本伸明氏
引用画像:Facebook 猫本専門 神保町にゃんこ堂

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